海はすぐそこ、黒部川の最下流に位置する黒部市生地で、明治15年に始まった『皇国晴酒造』。敷地内に、日本名水百選に選ばれる「岩瀬家の清水」が自噴しており、この名水をすべての工程で使用しているのが特徴です。
また、もう一つの大きな個性は、県内で唯一、女性が杜氏を務めていること。職人気質=気難しい表情を連想しがちだが、杜氏の岩瀬由香里さんが大切にしているのは、“笑顔”。作業に緊張感が伴うのは当然ながら、晴れ晴れとした笑顔でスタッフ一人ひとりに気持ちよくお酒を造ってもらいたいとの願いがそこにある。(Takt 2月号)